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新規オフショア開発事例〜地域情報発信アプリのバックエンド管理画面のPHP・Laravel開発支援

プロジェクト概要

 地域情報を発信アプリ(タブレット・スマホ)における情報を配信・管理する管理者向けのWEBアプリケーションにおいて、既存のフレームワークからLaravel MVCへ刷新するとともに、新たな機能を追加していくプロジェクトにおいて、当社オフショア開発チームから、PHP/Laravelエンジニアが参画しています。

当社担当フェーズ

既存ソース解析、詳細設計、開発、テスト

当社体制

日本側:グローバルディレクター

ベトナムオフショア側:ブリッジSE、PHP/Laravelエンジニア

利用技術

言語:バックエンド:PHP、Laravel、CodeIgniter

開発の特徴

 開発の特徴としては、プロダクト自体はアプリですが、開発対象は、コンテンツ管理画面のみとなっている点です。また、既にシステムは稼働しており、既存の開発環境、ソースコード、各種コーディングルール等を再現・把握した上で開発作業を行う必要がありました。特に、開発〜納品までの開発ルール・手順に関しては、明確に定められているため、当社オフショア開発チームも、それらを正確に把握・習得することが不可欠でした。

さらに、お客様はこれまでオフショア開発を数年に渡って経験してきており、よくあるオフショア開発の問題を一通り経験されており、それら経験を踏まえて、当社のオフショア開発に期待を頂いています。

開発上の課題と対応策

開発ルール順守

 お客様においては、過去に、ベトナム以外の国で、オフショア開発を経験してきており、その経験の中で、開発者として当然注意すべき点を対応していない、プロジェクト上で定めたルールが守られない、といったケースがあり、当社でオフショア開発を進める上で、その点を特に懸念していました。

当社としては、定められたルールをブリッジSEから各開発者へ確実に伝達するだけでなく、実際のコーディングにあたっては、静的解析による通常のテストだけでなく、重要なポイントをチェックリストとして、作成し、納品前に各項目を各開発者に確認してもらいチェックする、といった手法も行うことで、ルール違反を防止しました。

また、それでも違反が生じた際には、ただ、注意するのではなく、どういった経緯でそれが発生したのか、その真因は何かを追求することで、適切な再発防止策を促しました。

ほう・れん・そう徹底

 お客様においては、過去のオフショア開発の他、国内外注においては、依頼した作業についてのほう・れん・そうがなされない、という経験をされており、とりわけ、

・納期遅延に関する事前連絡

・問題発生時の相談

・作業実績についての報告

といった要素が、おろそかになることで、プロジェクトとしての全体効率、チームワークとしての信頼性が下がることを懸念していました。

当社としては、遅延に関して、遅延した後に連絡するのではなく、遅延が見込まれた際に、即その内容・理由を事前に連絡することを開発チームに改めて促しました。また、問題や質問は、すみやかに共有することも促しました。

また、報告に関しては、中間報告という形で、各作業の納期の途中段階で、その時点のステータス・遅延見込・課題などをお客様へ共有することで、納期への途中段階での見込状況をお客様に把握できるような取組を行いました。

 

PHPフレームワークへの精通

 本アプリケーションは、PHP Laravelフレームワークを使った開発、そして、MVCアーキテクチャに則ったコーディングを行っていきます。また、本プロジェクトが既存アプリケーションのフレームワークを、CodeIgniterからLaravelへ更新していくものでもあり、既存アプリケーションのソースコードを解析するために、CodeIgniterの知識・経験も必須となりました。

当社では、本プロジェクトにおける開発者選定において、Laravel/MVCに関して、3年以上の経験、また、CodeIgniterの知識・経験も有している候補の中から、単純な開発経験だけでなく、新たなアーキテクチャ思想や、ソースコードを正しく書いていくことに対して、意識を持つ優秀なエンジニアを選びました。

ブリッジSEの役割

 上述したような、開発ルールの順守、ほう・れん・そうの徹底、PHPフレームワーク・アーキテクチャの導入といったプロジェクトテーマにおいて、実際に実装していくエンジニアに加えて、それら思想を正確に理解し、エンジニアに緻密に伝達していく、ブリッジSEの役割は要となります。

当社では、複数のブリッジSE候補の中から、日本語能力に加えて、システムや開発内容、技術仕様に関して、自ら理解し、検討のできるメンバーをお客様と共に選びました。また、ブリッジSEにおける最も重要な役割の一つとして、問題発生した際に、「すみません。気を付けます」だけではなく、問題の具体的な経緯、真因を踏まえた再発防止策を自ら検討できることであり、過去プロジェクトにおいてもこのような対応がしっかりと確認できていたメンバーをアサインしました。

現在もお客様、当社グローバルディレクター、オフショア開発チームが密に連携しながら、日々、開発プロセスの高度化、精度の高い納品実現に向け、努力を続けています。

当社オフショア開発について

 当社のオフショア開発では、PHPでのスクラッチ開発、そして、Laravel、CodeIgniter、Symfony、CakePHPなど各種主要PHPフレームワークの実績を豊富にもっております。

バックエンドAPIの開発はもちろんのこと、Laravelを使った独自のCMSの構築、

また、Wordpressのカスタマイズや、プラグイン制作など様々なアプリケーション・システム開発ニーズに対応ができます。是非お気軽にお問合せください。

 

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