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オフショア開発事例~ビジネスウェブマガジン開発支援
プロジェクト概要
地域情報を発信アプリ(タブレット・スマホ)における情報を配信・管理する管理者向けのWEBアプリケーションにおいて、既存のフレームワークからLaravel MVCへ刷新するとともに、新たな機能を追加していくプロジェクトにおいて、当社オフショア開発チームから、PHP/Laravelエンジニアが参画しています。
当社担当フェーズ
既存ソース解析、詳細設計、開発、テスト
当社体制
日本側:グローバルディレクター
ベトナムオフショア側:ブリッジSE、PHP/Laravelエンジニア
利用技術
言語:バックエンド:PHP、Laravel、CodeIgniter
開発の特徴
別プロジェクトで実績があるオフショアエンジニアのメンバーを集め、グローバルチームを構築いたしました。
また、お客様の予算内で進められるよう今回は日本側のグローバルディレクターの稼働を15%程度に抑え、直接お客様とオフショア開発チームが進行のやりとりを行い、当社ディレクターがコミュニケーションフォローという役割でアサインするという体制を採用しました。(通常、コミュニケーション全体の窓口と進行管理をグローバルディレクターが担当する場合は、50%以上の稼働が必要となります。)
開発上の課題と対応策
お客様課題:
社内エンジニアのリソースが足りずひっ迫していた。また予算や納期のある中でマッチしたリソースを提供することが求められました。
弊社対応策:
お客様は英語でのやり取りが可能だった為、工数を抑える為に、通常ブリッジSEによって日本語翻訳が必要なドキュメントについても英語で記載する方針で進行いたしました。全体のプロジェクトの進め方として、新規メディアを最優先で開発する必要があった為、改修タスクは新規メディアが全て完了した後に実施する方針となりました。
日報の中で成果と残タスクを可視化
日本側のディレクションでは少ない稼働率で回す必要があったので、主に定例会でのコミュニケーションフォロー役として徹しました。ただ開発途中でオフショア側からの報告が疎かになっている状態があり、中々進捗があがってこないことがありました。そこで日報フォーマットを導入し、オフショアチームに毎日記載するよう働きかけ、チェックする取り組みを行いました。結果として、お客様にとってもその日の成果や残タスクが可視化することができ、進捗が分かるため不安を取り除くことができ、納期を遵守した開発を遂行することができました。
日本語から日本語へ通訳する
このように課題を解決するための施策を検討し導入することは、プロジェクト成功にはかかせないものだと思います。その他にも、オフショアチームが話している日本語をより分かりやすくお客様へ伝達し、逆にお客様が伝えたい内容の要点を汲み取り、別途MTGを設けてベトナムチームへ落とし込むといった取り組み等、ディレクターをアサインさせることでより良いプロジェクトとして発展することができるのでディレクターの存在は重要だと考えています。