ノウハウ記事
オフショア開発の導入メリットと課題~失敗しないための最適手法
オフショア開発を貴社が新たに導入を検討する際に、どのようなIT企業の課題がその背景にあるのか、そして、その課題解決において、なぜ、オフショア開発が有効であるのかをご紹介します。一方、オフショア開発導入においてどんな問題があるのか、という点も非常に気になると思います。具体的なオフショア開発の導入課題をお伝えするとともに、オフショア開発マネジメントのスペシャリスト集団であるディレクトリジャパンによる解決策についてもご紹介します。
目次
1.IT企業の抱える課題
固定人件費増
事業成長やデジタルトランスフォーメーション(DX)により、様々なIT・デジタル案件機会が増える中、社内のエンジニア人材は慢性的に不足しているものの、将来の事業変動リスクもあるため、社員採用による拡大には、不安もある。
開発コスト増
即戦力技術者のコストは年々上がっており、とりわけ先端技術に対応できるエンジニアの単価は高い。国内で外部委託する場合には月100万近いコストになってきている。
即戦力人材の獲得困難
すぐにプロジェクトに活用できる即戦力エンジニア人材を獲得したいが、ハイスキルな人材程、大手企業や報酬の高いのポジションに集まるため、自社では経験不足の人材を育てざるを得ない。
人材不足による案件損失
急な案件獲得チャンスがあっても、社内に空いている工数がなく、また、外部パートナーでも急な要員ニーズには対応できないため、せっかくの受注機会を見送らざるを得ない。
2.なぜ今、オフショア開発なのか?
アウトソーシングによる人件費変動化
開発体制を外部にアウトソーシングすることで、固定人件費を抑制しつつ、案件拡大にも柔軟・迅速に対応できます。将来の事業縮小リスクにおいても、アウトソーシング体制の見直しによって対処可能です。
開発コストを削減
オフショア開発、例えばベトナムでフルリモートで即戦力人材を起用した場合の人件費は、物価差により国内の半分程度に抑えることができます。これによってシステム開発・ITコストの大幅なコスト削減が可能となります。
若手の高度・即戦力人材を獲得
生産年齢人口は5500万人のベトナムや〜の人口2.7億人を誇るインドネシアでは大学や大学院でプログラミングやコンピュータサイエンス習得した若手の高度IT技術者が増え続けています。高度教育・実務経験を積んだ即戦力デジタル人材を早期に獲得することができます。
外部にミラー開発体制を作る
貴社のミッションや事業/プロダクトの強み、そして、社内の開発文化やルールをオフショア開発チームに移植することで、社内開発体制の一部として動けるミラーチームを構築できます。
3.オフショア開発のよくある問題
・意図や指示が伝わらない
何度もオフショア開発チーム側から同じ質問が来るので、その対応に時間が奪われる。
・成果物が依頼通りになっていない
仕様通りの成果物が上がってこない。
・バグ・不具合が多い
指摘したのにも関わらず修正されていない。また、不具合が多い。
・進捗報告(ほうれんそう)がされない
こちらから連絡しない限り、連絡や報告などが無いため、進捗が把握できない。
また、オフショア開発の課題や問題について、もっと詳しく知りたい場合は下記の記事をご覧下さい。
4.ディレクトリジャパンの解決策
1.日本人ディレクターがコミュニケーション支援
日本側にて、オフショア開発におけるグローバルコミュニケーション、デジタルツールを活用したフルリモートマネジメントのスペシャリストである、日本人グローバルディレクターによるからのコミュニケーション最適化支援が必ず参画することによって、オフショアチームとの意思疎通のギャップを極力減らすとともに、オフショア開発チーム側によっても最も伝わりやすいコミュニケーションフローやドキュメンテーションを設計することで、エンジニアの生産性を最大化するとともに、顧客担当者側の説明負荷を減らします。
一般的にオフショア開発の失敗は、「コミュニケーションギャップ」によって引き起こされることが非常に多いです。別の言葉にすると「意図が誤って伝わる・漏れる」ということです。顧客側の伝えたい仕様が誤ってオフショア開発チームへ伝われば、当然、誤った成果が上がってきてしまうため、作業の手戻りになります。また、前提条件やルールの見落としが生まれれば、トラブルに繋がります。
2.オフショア開発最適化の「ナレッジカンパニー」
オフショア開発は成功する、ではなく、必ず問題は発生する、という姿勢から、各問題を表面的に対処せず、背景・真因に根差した解決策を導入します。
当社は、オフショア開発のプロセス・コミュニケーションを最適化するための知見・ノウハウを常時アップデートしており、それらを熟知したスペシャリストが全てのプロジェクトにおいて、プロジェクトの生産性向上やコミュニケーション活性化を支援しています
3.成果を生み続ける貴社専用開発チームを創ります。
一度切りの成果ではなく、最高の成果を継続して生み出せる開発チームを構築します。人材の押しつけではなく、本当に必要なスキル・経験・コミュニケーションを持ったエンジニアをマッチングさせ、貴社の事業モデル・プロダクトについてしっかりと理解し、長期的に貴社成長へコミットするチームを創出させます。
4.専属チームが貴社の開発に100%コミットします。
掛け持ちの仕事ではなく、チーム一丸となって100%フルコミットメントで貴社に貢献します。
緊急作業への対応、問題の急なすり合わせ、貴社の要求に常に最優先で対応します。
5.仕様なし・仕様変更は大歓迎です。
言われた通りの開発ではなく、要件定義から設計、開発まで、自律的に動けるチームが貴社のアイデアを実現します。急な仕様変更を拒否された経験はありませんか?当社開発チームは仕様変更を前提とし、改善の繰り返しで商品を磨き上げます。また、エンジニア自らが、ユーザー志向・プロダクト志向を持って、受領した仕様をそのまま受け取るだけでなく、さらなるユーザー満足度を高めるための提案も行います。
6.貴社の技術アドバイザーとしても
開発の「手」としてだけでなく、技術選定・設計方針といった「頭」としても日本・ベトナムのアーキテクトメンバーがアドバイスします。
もし、オフショア導入メリットを少しでも感じて頂ければ、貴社にとってどういったオフショア開発が相性が良いのか、導入した場合に想定される課題など、当社スペシャリストにより、無料アドバイスさせて頂きます。下記よりお気軽にご相談ください。