ノウハウ記事

2021年オフショア開発動向〜DX・リモートワークシフトでグローバル開発体制が加速する

 

ディレクトリジャパンナレッジチーム編集

2023年2月15日

 

2023年はオフショア開発にとっては追い風になることが見込まれます。最新のオフショア開発動向を、コロナ禍で推進される「DX」、「リモートワーク」「インフレ」をキーワードに紹介させて頂きます。

 

目次

1.2023年オフショア開発を取り巻くトレンド

2.オフショア開発のメリットと注意点

3.オフショア開発企業の選定

4.まとめ

 

 

1. 2023年オフショア開発を取り巻くトレンド

今、オフショア開発は追い風となっています。その背景を見ていきましょう。

 

 

リモートシフト

コロナ禍を経て、多くの企業において、リモートワークが主流になってきた今、これまで当たり前であった人と人との交流や、イベントの回数が激減し、変わって、多くの産業においてデジタルシフトが急激に進んでいる背景があります。Eコマース、マッチング、デジタルマーケティング、クラウドを始めとした「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の拡大です。

同時に、リモートワークの定着によって、オフショア開発で大きな課題とされている遠隔コミュニケーションに対しての人々の抵抗感が少なくなってきています。デジタル人材不足トレンドの中で、オフショア開発ならではの、IT人材の層の厚さ、そして、リーズナブルなコストといったメリットが一層、注目されています。

 

 

グローバル化 

さらに、リモートワークが定着するほどに、海外チームとの共同プロジェクトのハードルも、AI翻訳技術の飛躍的な向上と相まって、どんどん下がってきています。また、多様性社会、プロダクトのグローバル化、そして、IT人材不足の時代において、「グローバル人材と共に働く取り組み」は企業の持続的成長において、不可避となってきています。

 

インフレ

もう一つは、世界中で進むインフレの波、そして、日本における賃金上昇の波があります。多くの、とりわけ中小企業では、人件費や仕入などのコスト上昇をそのまま吸収することは難しく、様々なコスト削減が急務となっています。IT業界においても例外ではなく、ITエンジニアのコスト上昇を少しでも低減させる方策としてオフショア開発が注目されているのです。

これらの背景から、デジタルシフト、グローバル化、ITコスト削減を推し進める企業において、オフショア開発を積極的に採用し始めています。弊社では、ベトナムでのオフショア開発の導入支援をしており、その魅力についても簡潔にお伝えしたいと思います。また、メリットだけではなく、注意すべきポイントもあるため、そちらも併せてご紹介します。

 

2. オフショア開発のメリットと注意点

当社がオフショア開発の導入について相談を受ける際に、最も多いのが下記のお悩みです。

 

・IT人材を採用したいが、中々良い人材に出会えない

 

・開発コスト(人件費)を抑えたい

 

・社内リソース不足の為、開発体制を再構築したい

 

オフショア開発がなぜ、これらの悩みを解決できるのか、一つずつ見ていきましょう。

 

「IT人材を採用したいが、中々良い人材に出会えない」

⇒オフショア開発として昨今最も注目されているベトナムでは、非常に優秀で幅広い技術力を保持している方が多く、先端技術等の知見や対応ができるエンジニアがいる為、貴社の即戦力人材となります。

また、ベトナム人の仕事に対する気質や姿勢が日本と親和性が高い為、言語の壁はありながらも、チームワークを、比較的抵抗なく構築することができます。

 

[注意ポイント]

一方で、日本人が重要視しているホウレンソウを、日本と比較して重視しない傾向があり、進捗確認を怠ると、ブラックボックス化しやすいという懸念があります。また、報告のやり直しや教育に必要以上の時間を取られてしまい、せっかくの高スキルが活かしきれないという課題も出てくるかと思います。過去記事で詳細に記載しているので宜しければご参考ください。

 

詳しくはこちら⇒オフショア開発コンサル事例~コミュニケーションの「見える化」が「意思疎通」成功の鍵

 

「開発コスト(人件費)を抑えたい」

⇒日本国内でエンジニアを採用する場合、採用コスト・人件費共に年々上昇傾向にあり、優秀な人材確保のハードルは上がり続けています。

ベトナムオフショア開発にてフルリモートのエンジニア人材を活用することで、大幅にコストを抑えることでき、アウトソーシングとして、固定人件費を変動費とすることが可能です。また、貴社専属エンジニアとして一緒に働く為、リモートでも一致団結して会社発展に貢献できるという所が魅力の1つでもあります。

 

[注意ポイント]

人件費を抑えることができても開発全体のコストを下げることができなければ、オフショア開発を活用する意味がありません。開発遅延や手戻り発生を回避するには、初期段階での体制やルール、プロダクトへの理解等のスムーズが成功への鍵となります。下記、オフショア開発の課題~改善施策を記載しているので宜しければご参考くださいませ。

 

詳しくはこちら⇒オフショア開発よくある「問題」と「解決策」~課題の背景から探る

 

3. オフショア開発企業の選定

ここまでオフショア開発が注目されている理由について述べてきましたが、実際にオフショア開発を始めるとなると、「企業が沢山あり過ぎる」「選定基準が分からない」と迷われる方も多いかと思います。

オフショア開発を始める上で、どこの国や企業(規模感)でやるかも重要となってきます。弊社では、ベトナムでのオフショア開発を推奨しており、オフショア開発企業を大きく4パターンに分けて紹介しております。オフショア開発企業を選定するのに少しでもお役に立てるかと思いますので宜しければご参考くださいませ。

 

詳しくはこちら⇒オフショア開発会社の比較~「開発体制と役割」から見た4タイプとその違い(ベトナム企業)

 

4.まとめ

コロナを機に日本でもリモートワークが浸透し、「場所を問わず働く」ということが当たり前の時代になってきました。リモートワークの環境が整っている企業では、よりオフショア開発の導入がスムーズになるかと思います。

また、数年後には、オフショア開発やグローバル組織が一般的になっていくと考えられます。DX推進の中でIT人材不足は大きな課題となりますが、是非、このタイミングでベトナムオフショア開発を活用することで、自社のグローバル化、持続的成長モデルを構築していきませんか?最後に、オフショア開発導入や、グローバル組織作りの成功事例をご紹介します。

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